普段登山は長男と二人なのですが、昔山登りをやってた母親が、父親と一緒にどっか登りに連れてけということで、3世代登山ということになりました。
親父の方はあまり乗り気ではなかったようですがね。
昔やってたとはいえ、かな~り久々の登山なので、高尾山でもと思ったのですが、何回も行ったことがあるからいやだの、そこそこ登りたいだの、親父はきついのはいやだの注文が多く・・・直前までどこ行くか悩んでました。
先日茶臼を強風で途中で下山したので、天気予報で風速も気にしてたってのもありなかなか決められず、百名山だし赤城山にしようかと思ったのですが、頂上付近の気温が0度とか出てたので、風があったら装備的に辛いなってことで、標高もそこそこあって、初級者でも登れるって書いてあった『荒船山』に行くことにしました。
荒船山をヤマレコとかで調べたところ
途中急登はあるが、難しくはないと・・・
断崖絶壁からの眺望が綺麗・・・
上に登ってしまえば、山頂まで2km弱はフラットでのんびり散策できる・・
クレヨンしんちゃんの作者『臼井儀人』さんが転落死・・・どおりで聞いたことある山だと思った
などなど、まぁ~いけそうな感じでした。
懸念は峠の登山口から山頂をピストンすると、山道を約9km弱歩くことになるので、長男がそんだけバテずに歩けるかどうか・・・
う~ん挑戦です。
内山峠という登山口に20台位止められる駐車場はあるようなのですが、どのくらいの時間に埋まってしまうか分からず、とりあえず5時過ぎに家を出発、途中休憩しつつ7時20分位に登山口に着いたのですが、駐車場のメインは埋まっており、道路脇に駐車が始まったところでした。
自分はギリ車体半分駐車場に入れて止められましたが、次々に車が来てましたね、紅葉の季節ですしね、もう少しのんびりしてたら、止めるのに苦労してました。
車内で朝食をとり、荷物の整理。
母親が遠足気分でガッツリ弁当を作ってきたので、パッキングしなおし・・・
この作業が後に悲劇をもたらします(泣)
AM8:20 登山口出発!
前半は細いですが、しっかりとした登山道を進んでいきます。
はい、熊出没注意~
天気はいいので、気持ちいい山歩きが楽しめます。
道は落葉でふかふかした感じですね
紅葉は見頃の木もあれば、終わってるのもあり、まだまだのあり~のといった感じでまちまちですね、来る途中通った254号線は紅葉が綺麗でした。
意外と登ったり下ったりを繰り返します。
基本森の中の登山道なので、眺望はあまり望めませんが、所々から切り立った荒船山や、下の景色を望めます。
長男は森の登山道は単調らしく、ま~だぁ~と文句を言いながらも、ちゃんと歩きます。
標高が高いので、霜が降りていて、溶け出して少しぬかるんでる所もありました。
1時間ほど歩くと、登山道も様相を変え、山頂部の岩場への取り付きになります。
そっから険しくなるのですが、長男は岩を待ってましたとばかりにガツガツ登って行きます。
体重が軽いので、早い早い・・・やっぱりこういう道が楽しいのね
いつもは長男に合わせるのですが、今日は老人組もおりますので、気を使います。
梯子や鎖場なんかを登りきると平坦な山頂部になります。
この看板が登った目印。ちょうど船の甲板に着いたってことですね。
ここから数百メートル行くと、絶景ポイントの艫岩(ともいわ)になります。
ここがこの山で一番のポイント艫岩。船でいうと船尾になります。
群馬側の254号から見ると、ここがば~んとそびえて見えるんで、迫力あるんですよね。
通常のコースタイムだと90分位のようですが、我家はゆっくりなので、2時間かかりました。
艫岩からの眺め
写真じゃ伝わらないと思いますが、結構な高度感を感じます。なんてったって、柵なしの絶壁ですから。
景色は良いです。浅間山やちょっと霞んでますが、北アルプスの山並みも望めます。
ここだけ風が吹き付けて寒いです。
う~ん確かにこんだけ絶壁だと覗き込みたくなる気持ちも分かるかな~
やはり、臼井さんの話をされてる方が多かったですね、そういった不幸な事故があったので、気をつけないといけないって思いますもんね。
艫岩には避難小屋とトイレが付いた東屋があり、そこで休憩できます。
何組かがバーナーを使いカップラーメンを食べているので、自分もあったかいコーヒーでも~
・・・
・・・
・・・
コーヒーが無い~(ToT)
出発前に弁当を入れるため、パッキングし直した時に車に置いてきてしまったようです。
あ~バーナーも水もあるのに~、しかも飯はカップラーメンでもないし・・・
ただの積荷でした。トホホ・・・
せっかくなので、カルピスを温めてやりましたよ。
ここが頂上だといいんですが、荒船山の頂上はここから30分~40分位平らな山頂部を歩き、最後数十メートル登った経塚山というところになります。
大人はノンビリ散策気分で歩けるところですね、紅葉もしてて気持ちいいです。
長男はただ歩くだけで、つまらないようで、さらにペースが落ちます。
とどめに、最後の山頂への上りが結構急登で、しかも所々凍っており非常に登りにくかったです。
艫岩から約1時間、ようやく登頂!
山頂は広く無いですし、眺望も艫岩程では無いですが、風も無かったので山頂で昼飯を食べました。
後は来た道を戻るだけ。
再度艫岩で休憩~
帰りは岩場の急な下りがちょっと大変でしたね、少し濡れていたのもあって滑りやすく、危険なところは一段一段子供を抱えて下ろすような形でした。
登りにアップダウンがあったので、当然下山にも登る箇所が何箇所もあるわけで・・・
ボディーブローのように体力を奪います。
親父なんか、下りのほうが多いんだよな?なんて当たり前のことを確認してきますもん(笑)
帰りは光の当たり方も変わって、紅葉の色付きもきれいに見えました。
長男もさすがに疲れて、度々立ち止まるようになり、思ったよりも時間がかかります。
でも、歩いて下山するしかないので、お菓子を与えつつなんとか歩かせ・・・
ゴ~~ル!
15時20分、スタートから7時間で登山口へ戻ってきました。
通常の方ならは4時間+休憩時間といったところでしょうか、我家はペースもゆっくりで休憩も長かったので、思ったよりも時間がかかっちゃいました。
そこそこ歩けるのが分かったので、登れる山の選択肢が増えたかな。
ちょうど2年前の文化の日に始まった親子登山。
お気に入りの帽子は変わらないけど、やっぱりお兄ちゃんになりました。
どのくらいまでやだとか言わずについて来てくれるんだろうな~。
おしまい。
あなたにおススメの記事