八ヶ岳で山小屋デビュー

つかっち

2013年08月22日 07:34

道志の森でキャンプから数日・・・
8月1、2日の平日にたまりまくってる有給を使い、初の八ヶ岳登山へ行ってきました~




初の山小屋泊もしてきましたぜい!




一気にいくので少々長めです

3歳から始めた親子登山、長男ももうすぐ6歳です。
毎年少しずつステップアップしてきたので、今年は2,000m級、そして山小屋に泊まってみるというのをやってみたいと思ってました。

条件的には
・もちろん2000m以上
・初心者でも登れる
・山小屋に個室がある

山小屋で個室なんてと思われるかもしれませんが、自分も長男も初めてですし、歩いて疲れるのに周りに知らない大人たちと一緒に寝なきゃいけないという子供の精神的な疲労を避けたかったからです。
子供がうるさくする恐れもありますしね。


そんな条件で探してみると、八ヶ岳の『オーレン小屋』が綺麗で風呂もあって、別途個室代がかからない
天狗岳や硫黄岳に近いなど条件にぴったりでした。

オーレン小屋は予約の先着順で個室が割り当てられます。平日だったので、3週間前に予約しましたが無事個室が取れました。


週間予報を随時チェックしますが、その週は天候が不安定でちょくちょく予報が変わります。
結局前日の予報では、8月1日は雨模様・・・
雨での登山経験はありませんので日帰りなら多分行かないと思いますが、とりあえず2日は晴れ予報なので雨でもオーレン小屋まで行ければいいかなってことで決行しました。



7月31日、仕事が終わってから嫁の実家へ帰省している長男をピックアップ。
圏央道から中央道を通り、am3:00頃に八ヶ岳PAに着き仮眠を取ります。
4時に起きようと思ったら5時半でした

8月1日

起きたら雨・・・
小雨じゃなくしっかり降ってます。
天気予報当たったな・・・


今回車を駐車する桜平は駐車場迄の4km位が悪路ということなので、この雨だしキャンセルして帰ろうかなって思っちゃいました。

まぁ~でも、ここまで来たらね~
行くしかないと自分に言い聞かせ、桜平へ向かいます。


三井の森を抜け、ついに悪路への分岐



当日は雨だったので帰りの写真です。


道は・・・
悪路は悪路ですが、ゆっくりコースを選びながら走れば問題なくクリアできました。
車高の低い車は、かなり底突きするとは思います。我家のセレナは1回くらいかな底摺ったの。
平日の早朝で対向車も無かったので良かったです。

分岐から30分くらい慎重に進み、7時に登山口に到着。
登山口からさらに少し登ると駐車場があるようですが、木曜の朝なので登山口の近くの窪地のような駐車スペースに駐車できました。

外はもちろん雨・・・
予報では9時位に一時曇りマークになってましたので、とりあえず待機です。

外は~

雨~

雨~

雨~



雨は小降りになったりしますが、なかなか止みません。
レインコートを着てスタートする人も居ますが、とりあえず今日の天狗岳はあきらめ、オーレン小屋まで行ければいいかなってことで、車内でダラダラ~
長男も時間を持て余します。

9時半頃になるとさすがに飽きたので、小雨になったところで用意して出発することに。



10時過ぎに出発~
用意してたら、雨が上がりました




出だしは下り。






渓流沿いを歩きます。

また降るかと思ってレインウェアを着てましたが、暑い・・・



30分程登ると夏沢鉱泉に到着、ちょっと休憩。
ペットボトルは200円でした。思いのほか気温が上がってきたので、ポカリを購入。
上も軽装に。

あとはオーレン小屋目指してひたすら登ります。



天気はどんどん回復、予報は雨でしたが晴れました!
う~ん晴れ男!



オーレン小屋までは特に急な所はなく、小さい子供でも全然OKな感じです。
樹林帯なので眺望はありませんが、渓流沿いで心地よい山歩きができます。



夏沢鉱泉から1時間ちょっと、スタートから2時間弱でオーレン小屋到着!
意外とあっさり着いた感じです。

1泊夕食付で8,000円・子供4,000円、翌日のおにぎり弁当300円
モンベルのカードがあると500円までのドリンクサービスです。夕食時にビールを頂きました!



部屋にもすぐに入れたので、朝コンビニで買ったおにぎりで昼食




部屋から明日登る硫黄岳を眺めます

朝天気が悪かったので、オーレン小屋まで着けばいいと思っていたのですが、思いのほか晴れましたので天狗岳は無理でも根石岳なら行けるかな~って色気を出してみました。



今日のゴールは山小屋だと思った長男は、やる気なし・・・

とりあえず、根石岳の途中にある箕冠山(みかぶりやま)を目指します。

この樹林帯、ひたすら登りで眺望もないので地味に辛いです。
長男は半分で飽きてしまいもう歩きたくないとグズります。



途中灰になる長男

今までで一番グズりましたね、一度オーレン小屋で緊張の糸を切ってしまったのでしょうがないですね
このへんが子供を連れた登山の難しいところですかね~



なんとか休み、ごまかし、箕冠山登頂:2590m
眺望はありません。

少し進むと開けたところがあり


手前に根石岳と奥に行きたかった天狗岳の稜線が見えます。
テンションは
根石岳まで後20~30分位だと思うのですが、ペースが遅くて箕冠山まで時間がかかってしまいましたし、明日硫黄岳も控えてますので今回はここで戻ることにしました。
天狗岳と根石岳は次回のお楽しみということにしときます。



テンションの戻った長男は、下りはノンストップ
15時前にオーレン小屋に着きました。



オーレン小屋の前の小川は氷水のように冷たく、顔を洗うと最高に気持ち良かった~



小川を渡った所にテン場があります。



何ヶ所かスノコがあります。当日は4,5組位でしょうか、いつかテン泊もしてみたいな。






オーレン小屋にはお風呂もあるので、早速汗を流そうと思いましたが

激熱

水でうめて入ってと言われましたが、熱過ぎ。
やっと入れるようになるのに15分以上かかりました。
でも、2,000m以上の山で風呂に入れるなんて贅沢です。

風呂の後は夕食までしばしのんびり



やっぱ寝ちゃうよね


夕食は名物の桜肉のすき焼き!
長男は無理に起こしたので機嫌が悪く、食堂でもふて寝してたので写真も取れず・・・

高齢のご婦人2人組と一緒のテーブルだったのですが、普段は北アルプスに登ったりスイスにも行ったこともあるなど、短い時間ですが山話で盛り上がりました。


結局長男は後でお湯をもらってカップラーメンの夕食となりました。


消灯の21時まで部屋でダラダラ、一度寝たので長男のテンションが高く相手をするのに疲れました。




8月2日



晴れ~

山小屋に泊まってた方は早々出発したみたいです。
自分らはのんびり用意


必要ない荷物は小屋に預け、6:45分に出発。
さすがに山の朝はひんやりしております。




まず夏沢峠を目指します。
ひたすら樹林帯、木漏れ日がいい感じ



約30分で夏沢峠に到着~
ようやく眺望が開けます。




ここまで誰ともすれ違わなかったのですが、やっと登山者と遭遇
モモンガに会える山びこ荘、泊まってみたいですね~



目指す硫黄岳の頂上も望めます
まだ結構登るな~


森林限界を超え、ガレ場をジグザグに登り標高を稼ぎます。
夏沢峠から硫黄岳の稜線はソフトバンクが通じましたが、それ以外は全くの圏外。
やっぱり山はドコモですね、今回は万が一のために親父のドコモの携帯借りてきました。



群馬方面は雲海、雲が湧き上がってきてます。
う~ん飲み込まれるな~



アルプス方面


いつかは登れるかな~



山頂まで導くケルンが印象的です。


道はガレ場で歩きにくいですが、こういう道の方が子供はぐいぐい登っていきます。
ゆっくり歩けば危険な所は少ないですが、風の通り道で強風の日も多いようなので、風があるとちょっと厳しめかも。
当日は風もほとんどなく、景色を楽しみながら歩けました。



爆裂火口
だいぶガスがあがってきちゃいましたね



オーレン小屋から2時間、8時45分
硫黄岳 2760m登頂! 

頂上着いたらガスっちゃいましたが、無事登れました~
がんばったぞ、長男!



頂上でしばし休憩、ケルンの製作。



横岳、赤岳方面
登った時は見えたのですが、一瞬でガスに消えていきました。



ガスがないとこんな風に見えるんですけどね~、次は横岳にも行きたいな



30分程休憩したら下山開始
帰りは赤岩の頭経由でオーレン小屋まで戻ります。



赤岩の頭
ガスガスで眺望はゼロ~



あとはひたすら樹林帯を下ってオーレン小屋へ
ガスを抜けると真夏の日差し・・・



10:40オーレン小屋到着



小屋の前でちょっと早い昼食
長男はフリーズドライのビーフシチュー、自分はおにぎりの残り。
あとは下るだけなので、しばしまったり。



オーレン小屋の前にもコマクサが咲いてました。



荷物をパッキングし直し、11:50いざ下山。
従業員の方もとても親切でフレンドリーでした。オーレン小屋また来たいな~









帰りはのんびり真夏のハイキング



13:10分登山口に帰ってきました
お疲れ~


桜平からの帰りの悪路も一台もすれ違わずに抜けれました。
やっぱ平日はいいね~

その後尖石温泉縄文の湯で汗を流し、塩尻に住む以前勤めていた会社の先輩と食事して帰路に着きました。







初めての八ヶ岳、山小屋泊
初日の朝は雨でどうなるかと思いましたが、スタートしたら天気は回復して、晴れたなか歩くことができたので良かったです。
長男のオーレン小屋から箕冠山までのグズりにはまいりましたが、一度山小屋をゴールと言ってしまった自分の失敗です。うまく緊張感をコントロールしないといけませんね、教訓教訓・・・。


子供にとっては山登りより楽しいことなんていっぱいあるとは思いますが、一緒に頑張って登ってくれるんで嬉しいですね、毎日子供たちを見てると凄く成長してるって感じることは少ないですが、毎回登山に来ると成長を着実に感じます。

頑張ってる長男を見て、些細なことで怒っちゃいけないな~なんて思うのですが、日々些細なことで怒っちゃうんだよな



夏の八ヶ岳、長男にとって夏のいい思い出というより、自分にとっていい思い出ができました。今回のコース、道も歩きやすく八ヶ岳入門にはちょうどいいですね、今度はオーレン小屋でテン泊したいな。


次はどこかな~






おしまい

あなたにおススメの記事
関連記事